バンダナの山菜採りシリーズvol.2「フキノトウ採り」(山菜採り)
ワタシがシーズン最初に採る山菜は「フキノトウ」でございます^^
以前はあの独特の風味と苦みが苦手だったんですが、自分で採る&下処理する&調理するよーになってから好きになっちゃいましたね♪
…まーあの風味&苦みが好きになるほど年を食ったとも言いますが…(苦笑)
フキノトウは多くの地域で春の到来をいち早く告げる山菜として愛されてきました。
また特別レアな山菜ではなく、目が慣れる(フキノトウの目を獲得する)とあちこちで見つけるコトが可能っす。
そう考えると非常に馴染み深い山菜であるとも言えます。
さて、ココから本文に移行…する前にフキノトウ(フキ)についての説明を少々^^
フキ(蕗、苳、款冬、菜蕗、学名:Petasites japonicus (Siebold et Zucc.) Maxim.)は、キク科フキ属の多年草、雌雄異株。
早春の花茎をフキノトウ(蕗の薹)という。
山野に生える春の山菜としてよく知られ、地下茎から多くの葉柄を立てて、一部が切れた円い大型の葉をつける。
根茎は短く、茎は地上には伸びず、地中で地下茎となり横に長く這って伸びて増殖する。
地下茎が地表に剥き出しになると光合成のため緑色に変色する。
このため、ワサビと間違われて誤食される例があるが、地下茎は有毒のため注意が必要である。
花期は早春の3 - 5月頃で、葉が地表に出ないうちに花茎(花穂)が伸び出し、これを「蕗の薹」(フキノトウ)と呼んでいる。
フキノトウは株が異なる雌雄異花で、鱗状の苞葉で包まれており、茎先に散房状に密についた多数の頭花がある。
頭花は筒状花だけでできている頭状花で、花径は5 - 10ミリメートル (mm)、花びらのように見えるものはなく、毛状の突起を持つ。
雄株の雄花は花粉をつけるので、花色はやや黄色味がかった白色で、花茎は20 cmほどで生長が止まり、花が終わると褐色になって枯れてしまう。
一方、雌株の雌花は花色が白っぽく、受粉後は花茎を高さ40 - 70 cmほどまで伸ばして、タンポポのような白い綿毛(冠毛)をつけた果実(種子)を風に乗せて飛ばす。
果実は痩果で、長さ2 mmほどの細い円柱形で毛はなく、痩果の3倍ほどの長さを持つ冠毛がつく。
花が終わると、花茎とは別に、地下茎から地表に葉を出して、葉柄の高さは30 - 80 cmほどになり、先に大葉をつける。
葉の形は円の一部が切れたハート形や腎臓形をしていて薄く、幅は15 - 30 cmあり、ツヤはなく、灰白色の綿毛が密生している。
フキの葉は、降り注ぐ雨水を効率よく受け取るために、全体が皿状にくぼみ、葉の切れ込みから茎を伝って根元に集めるようになっている。
※wikipediaより
…だそーです^^
ワタシは毎年2月初旬にドライブがてらフキノトウを探して中国山地に入ってます。
昨シーズンは雪が少なかったのですが、今シーズンは雪が多く降ったので標高の高い山間部には雪が残ってて探すのに一苦労。
よく雪の下に埋もれたフキノトウを掘り起こす…なんてシーンをテレビなどで見るコトがありますが、ワタシは面倒(爆)なので雪が無い(少ない)エリアで顔を出してるフキノトウを採るよーにしています。
今シーズン、ワタシが初めてフキノトウを採ったのは2月7日。
当ブログの過去記事「如月ノ山海ヲ巡ル…」の後編にその時の模様を書いてますのでご興味がおありでしたらご一読下さいませませ♪
その次は2月11日。
山陰に釣りに行く途中にチョイと散策して見つけたんですが、小さいし数も少なかったのでスルー。
そのお次は2月23日。
まあまあ本気で探しに行っったんだけど、いつも行くエリアは雪に閉ざされてまして…
丁度いい機会なので雪の少ないエリアで良いフキノトウが出る場所を見つけるべくウロウロしたんだけどこれがまぁ苦労しましたわ。
休耕田の水たまりには冬の終わりを告げるかのようにカエルの卵がたくさんありました。
まだ気温が氷点下になる日もあるんですが、それでもカエル達は冬眠から目覚めて次の世代に命をつなぐ動きをしています。
最近、広島県の県北でも鹿が非常(異常)に増えており、それを狙ったモノと思われます。
…鹿と間違って打たれないよー気を付けなければ…(笑)
そんな休耕田のそばに流れる水路でようやくまともなフキノトウを発見!!
別に珍しい山菜でもないのに見つけるとココロが踊ってしまうのは何故だろう?
しばしその姿を愛でた後はせっせと採取です^^
採取完了後、別のエリアでまたしてもナイスなフキノトウ群生スポット発見!!
急斜面に加えて山水が染み出る足場の悪いスポットでしたが、どーにかこーにかヨジ登って採取。
因みに出てるフキノトウは全てを採るのではなく、ある程度残すように留意しながら採取。
そうするコトで次のシーズンも同じエリアで再開するコトが出来ます♪
山菜採りに関しては釣りと同じく暗黙のルールが存在します。
■私有地・立ち入り禁止エリアで採らない
■採り過ぎない
■採取の際に枝を折らない・木を切らない
などなど…
いつまでも山菜採りを楽しむ為には
「翌年も同じエリアで採取出来るようするにはどうしたら良いか?を常に考えながら採る」
これが重要です。
それを念頭にすれば私有地に入ったり、採り過ぎたり、枝を折って枯らしたり…といった行為は出来ないと思います^^
昨年のニュースで目にしたのですが、採った山菜をメルカリなどで販売する行為が問題として取り上げられてました。
ニュースでは乱獲や私有地での無断採取に繋がってると言ってましたが、中にはそうした「後ろ暗い状況で採取」した山菜が出品されているのはほぼ間違いないと思います。
まぁ…売るほうも売るほうですが、匿名の人物から出所の分からない生鮮食品を買うほうも買うほうやな…
このブログを見てる皆さんは「暗黙のルール」を順守される方であると信じております♪
採ったフキノトウは泥や砂などの異物が付いているコトがありますので丹念に洗います。
また、ハカマの表面の汚れた部分については除去します。
洗った後は水気をしっかりときって下さいね。
すぐに食べないのであればラップして冷蔵庫にIN…ですが、極力早く調理&食べるよーにして下さい。
早く処理&調理&食べる為にも必要以上に採らないよーに!!
調理に関してバンダナ家では「天ぷら」と「フキ味噌」の2つで食べてます。
いずれも調理は簡単ですし、フキの風味が存分に味わえます^^
※調理方法については「フキの天ぷら」「フキ味噌」でググればすぐ見つかります。
天ぷらは揚げたてを藻塩や天つゆで、フキ味噌は熱々のご飯に乗せたり、水気を切ったお豆腐に乗せて焼く「フキ味噌田楽」で食べるとグーです♪
さて、2月最後のフキ採りは2月27日。
出雲へ蕎麦を食べに行った帰り、県境付近の山に入って新たなフキノトウ採取エリアを開拓してきたワケでございます♪
ちょっと脱線しますが、出雲市にある「献上蕎麦・羽根屋さん」はワタシが出雲方面に釣りに行った際、かなりの高確率で足を運ぶお蕎麦屋さんでございます♪
出雲市にはたくさんのお蕎麦屋さんがありますが、その中でも羽根屋さんはバンダナ的オススメ出雲蕎麦屋さんトップ3に入ります。
出雲市に行かれた際は是非お立ち寄り&ご賞味下さいませ♪
因みにお昼時に行くと行列が出来ている可能性が高いので早めに行って開店直後に入店するのが良いかと思います(午前11時開店です)
…本線に戻ります^^
割子そばを食べてすっかりご満悦のワタシ、帰りがてらフキノトウを探して山の中を徘徊します。
じっくり探せばポツポツあるコトはあるんですが、探してるのは良いサイズ+それが群生しているエリア。
意外とそうしたエリアって見つからないもんです。
それでも曲がりくねる山道を目を光らせて走ってると鮮やかな黄緑色を発見!!
おおっ!!
中々の群生地発見♪
早速採取に取り掛かります。
採取は手でもぎ採っても良いのですが、アクが指について黒くなったりするので手袋をはめ、更にナイフやハサミ等で根元部分をやさしくカットして採取するのがオススメっす。
この位のサイズになると採り応えがありますね^^
フキノトウは開く前のつぼみ状態が良いという方がおられますが、ワタシ個人としましては
「開いても開いてなくてもどっちでも良いっす(爆)」
アクの強さを述べる方がおられますが、ワタシはあまりその差異を感じませんね。
※アクの強さは「つぼみ<<<開いてる」
初めて採取される方はつぼみ状態と開いてる状態とを食べ比べて美味しいと感じるほうを以後は採取されれば良いと思います^^
またまた良いエリアを見つけるコトが出来ました。
来シーズンの今頃にまた…♪
山菜採りはエリア開拓の楽しみ、採る楽しみ、食べる楽しみがあり、それは魚釣りに通じるモノがあります。
これからも魚釣りと並行して山々を歩き回っていきます。
…もうそろそろ冬季通行止め区間が解除になるハズ…
通行止め解除になったら毎年採りに行く「フキパラダイス」を調査しに行かねば…
今から楽しみです!!