バンダナの山菜採りシリーズvol.3「弥生の山さんぽ」(山菜採り)
3月になりました^^
3月になるとワタシは釣りと並行して「山」に入る時間が増えていきます。
今回のブログは「弥生の山さんぽ」と称して3月に入ってから今日まで山で出会った山菜達のコトを書き綴っていこうと思います^^
…春になると頻繁に山の中に入るワタシ。
よく「渓流釣りしないの?」って言われるんですが、山菜探しが忙しい(笑)ので今のトコロはやってないですね。
ワタシにとって今の山菜採りは「開拓」であり「勉強」でございます。
釣りで言えば山陰アコウ(キジハタ)ゲームを始めた10年以上前に釣れるエリアやパターンなどを試行錯誤していた状況に酷似してます。
その時は他の釣りに見向きもせずひたすら山陰に通い詰めていました。
今考えると無茶苦茶・支離滅裂なコトも多々やってましたが、それが楽しくて仕方ない…そんな日々でした^^
現在のワタシの山菜採りはまさにそれ!!
山に入って山菜を探すのが楽しくて仕方がないんですわ♪
まだまだ経験値が足らな過ぎるので探してる山菜に出会えないコトもたくさんありますが、同時に特定の山菜が採れる場所やタイミングなどの条件を発見して採った時の高揚感は筆舌に尽くしがたく…♪
ただし、渓流ゲームに全く興味が無いのか?と言われれば答えは「NO」です。
まぁワタクシ、渓流ゲームをやる人から見たら間違いなくメッチャ良いエリアで山菜探してますしね♪
ふと渓流に目を落とした時「アングラーの本能が顔を出す瞬間」ってのは少なからずあります。
ただ、渓流での釣りに関しては遊漁券取得が必須なので少し二の足を踏むワタシ(笑)
しかしながら、ワタシが歩き回るエリアには漁業権の無い渓流も多数ありますので気が向いたらそこでロッドを振ってみるかな???
なお、山陰アコウ(キジハタ)ゲームに関しては10年以上とゆー時間の中でエリアやパターンの確立を納得できるレベルで達成。
それと同時に黎明期のような「ワクワク・ドキドキ感」が薄れたような気がしますが、それは仕方のないコトかなと。
ワタシは相変わらず根魚を追い求めてはおりますが、新たな「ワクワク・ドキドキ」を求めて九州や四国にフィールドを拡大して現在に至っています。
3月初旬、2021シーズン最後の「フキノトウ採り」をしてきました^^
今シーズンもフキノトウを沢山採らせて頂きました♪
シーズン最後のフキノトウ狩りにて「手榴弾クラス」のナイスサイズをゲッツ!!
フキノトウは時間の経過とともに花の部分が立ち上がります。
まさに「薹が立つ(とうがたつ)」とゆー状態でこうなると食に向かないとされます。
ワタシが徘徊する広島県北部では大体3月中旬以降になると薹が立った状態になりますね。
慣用句・ことわざ
「薹(とう)が立・つ」 の解説
1.野菜などの花茎が伸びてかたくなり、食用に適する時期を過ぎる。
2.盛りが過ぎる。年ごろが過ぎる。「新人というには―・っている」
※goo辞書より
この時、フキノトウ採りと並行して行なったのが「ワサビ」のチェック。
まだまだ小さいですわ。
「小さいほうが味が良い」とゆー声もお聞きするんですが、あまりに小さすぎるとそれだけ採る量が増えてしまい、結果的に乱獲に繋がるのでもう少し大きくなるのを待ってから…
自生しているワサビは葉と花の部分を摘み採って「葉ワサビ・花ワサビ漬け」などにして食します。
根茎部(すりおろして食べる部分)ですが、自生しているワサビに関しては根茎部が無いか、あっても小さいモノが大半なので採ってもイミなし。
皆さんがイメージする立派な根茎にするには人の手の介入と長い時間が必要なんです。
また、根茎部分を採るコトはその株自体が無くなって来期に繋がらなくなるコトを指しますので採らないように!!
(株分けの知識がある方は根茎部まで採っても良いかと思いますが、採らないのが無難かと)
どうしても根茎部をすりおろして食べたい方はお店や直売所で売ってるヤツを買って下さい^^
暖かい日が続くとアチコチで「カンゾウ(萱草)」が顔を出し始めます^^
このカンゾウ、至る所に自生してますので敢えて「山菜採りの暗黙ルール」を除外しても良い山菜だとワタシは考えます。
…とはいえ採り過ぎても食べきれませんし、また食べたくなったらその辺に採りに行けば良いワケなんで結局は暗黙ルールを順守するコトになるとゆー(笑)
カンゾウは良くも悪くもクセの無い山菜。
個人的にはある程度の風味(アク)があったほうが山菜らしくて良いかな?って思ってみたり。
個人的にはある程度の風味(アク)があったほうが山菜らしくて良いかな?って思ってみたり。
カンゾウの食べ方ですが、取り敢えずサッと湯通しして酢味噌で食べてみて下さい。
「良くも悪くもクセが無い」という意味が十分ご理解頂けるかと思います^^
さて、ココで「ミミタココーナー」です^^
ちなみにミミタコってのは「耳にタコが出来る」のコトを指します(爆)
ちなみにミミタコってのは「耳にタコが出来る」のコトを指します(爆)
「山菜採りにおける暗黙のルール」について…
■私有地・立ち入り禁止エリアで採らない
■採り過ぎない
■採取の際に枝を折らない・木を切らない
いつまでも山菜採りを楽しむ為には
「翌年も同じエリアで採るにはどうしたら良いか?を常に考えながら採る」
これが重要です。
それを念頭にすれば私有地に入ったり、採り過ぎたり、枝を折って枯らしたり…といった行為は出来ないと思います^^
昨年のニュースで目にしたのですが、採った山菜をメルカリなどで販売する行為が問題として取り上げられてました。
ニュースでは乱獲や私有地での無断採取に繋がってると言ってましたが、中にはそうした「後ろ暗い状況で採取」した山菜が出品されているのはほぼ間違いないと思います。
まぁ…売るほうも売るほうですが、匿名の人物から出所の分からない生鮮食品、それも衛生管理の概念に乏しいモノを買うほうも買うほうやな…
まぁこのブログを見てる皆さんは「暗黙のルール」を順守される方であると信じております♪
まだまだバリエーションに乏しいのが3月の広島県北エリアの山菜。
…ってワタシが勝手に思ってるだけだったりして…(滝汗)
そんな3月のある日、ワタシが通ってる職場の裏手にある水路…っつか溝に目をやると「クレソン」が生えてました♪
場所が場所だけに採る気には全然なれなかった(笑)のですが、ココにあるってコトは過去にクレソンを採ったエリアでもクレソンが出始めてるハズ。
近い内にチェックしに行かねば…
クレソンの標準和名は「オランダガラシ」で海外から入ってきた植物です。
要注意外来生物であり繁殖力が強く、条件が整えば爆発的に増えて在来植物の生育・繁殖を脅かす可能性アリ。
…なのでカンゾウとは別のイミで「山菜採りの暗黙ルール」から除外しても良い山菜だと考えております。
せっせと採ってせっせと食べて下さい(笑)
食べ方ですが、肉料理との相性が良いとされておりますので肉料理の付け合わせとしてどーぞ。
「オランダガラシ」と呼ばれるだけあって口に入れて噛むとカラシに似た辛みがあります。
バンダナ家では生食しますが、おひたしも美味しいらしいので沢山採れたら調理してみたいと思います。
尚、自然に生えている山菜の生食については寄生虫などの問題が稀に発生しているようです。
クレソンに関しても「クレソン 寄生虫」でググったら色々な情報が出てきます。
不安に思われる方は
「よく洗う」
「熱を加える調理方法で食する」
…が良いかと思います。
3月中旬になりました。
雪は広島県北の標高の高い山でも日の当たらない谷間の一部にのみ残る程度に。
降ったら降ったで厄介ですが、溶けてしまうとなんだか寂しく感じてみたり。
雪は山越えしての釣行において最高の天然保冷剤としてクーラーに詰め込んでましたが、これからは冷凍庫の保冷剤を使わなければいけませんね。
ワタシの徘徊ルートにある冬季通行止め区間も通れるようになり、同時にワタシの行動範囲は大きく広がりました♪
冬季通行止め区間を含む山深いエリアの山道では落石や倒木は日常茶飯事。
なんか今シーズンは倒木に遭遇する確率が異様に高いよーな…
ワタシの車にはノコギリが常備されていますのでこの程度の倒木であれば切り落として先に進みます^^
ちなみに自力で排除できない大きさの障害物や状況の場合は最寄りの役所に連絡して排除してもらうコトになりますが、幸いにもそうした状況に出くわしたコトは…過去に数回ありましたわ。
いずれも一人では絶対に動かせないレベルの落石。
その時は深夜だったコトもあり、警察に連絡して対応をお願いしましたね。
例え小さい石でもタイヤがパンクする可能性もありますので山道での運転は慎重に!!
通行可能になった中国山地のとある山道で今シーズン初の「アサツキ」を採取♪
アサツキは薬味としてとても重宝しています。
特に肉や魚のタタキには最強の付け合わせになりますね^^
アサツキは「細いネギ」なので刻んで薬味として利用します。
納豆に入れたり、雑炊に入れたり、先に述べた通りタタキの付け合わせにしたり、うどんやそばに入れたり…使いドコロは多岐にわたります。
ネギ系の植物は総じて強く、アサツキも鱗茎(球根部分)まで採らなければ基本的に毎年採取するコトが可能。
アサツキは葉の部分はもちろん、鱗茎部分も食べれるのですが、ワタシは葉の部分のみ刈り採って鱗茎は必ず残すようにしています。
お陰で毎年同じエリアでアサツキに出会うコトが出来てますね♪
バンダナ家ではアサツキが合う良い食材が手に入ったら山に入って採ってくる…のが定番化しつつあります^^
また、一ヶ所のアサツキばかり採らないようにアサツキ発生場所の発見にも努めており、今シーズンは早くも複数個所のアサツキエリア開拓に成功♪
利用価値が高いだけに今後もアサツキエリアの開拓を精力的に行ないます!!
ワタシの職場では「ワラビ」が顔を出し始めました!!
同地域の他のエリアでワラビが出るのはまだまだ先のハナシなんですが、陽当たりが良く、更に3月に入ってからビニールハウスを張った場所なのでどこよりも早くワラビが顔を出すんですわ。
条件が特殊につき、他のエリアに当てはめるコトが出来ないのですが、顔を見るとやっぱ嬉しくなっちゃいます♪
ただし、採るコトはしません。
ナゼってココに出るワラビはいずれもヒョロヒョロで細いんですわ。
以前は太いワラビも出てたらしいのですが、土地が痩せてしまったのか年々細くなるし出てくる量も減ってるとのコト。
まぁ焦らずとも時期を待てばグッドコンディションのワラビを大量確保できる「予定」なのでそれまでは別の山菜を探すコトにします^^
そして一昨日(2021年3月21日)、中国山地を徘徊。
目的は「ワサビ」の新規エリア開拓。
目的は「ワサビ」の新規エリア開拓。
雨のそぼ降る中国山地を走り回り、気になるスポットを歩き回り、その過程でアサツキの新規エリアを発見♪
小さな群生でしたが周囲に点在しており、今後アサツキが欲しくなった時の回遊ルート確定です^^
ちなみに写真の奥にはカンゾウもあります。
いずれも陽当たりの良い場所に生える山菜であり、探す際もそうしたエリアを注視すると良いです。
21日は朝から出発して、お昼は奥出雲の「山県そばさん」で割子そば(当然5段)に舌鼓♪
山県そばさんはワタシが奥出雲に行った際、必ず立ち寄るお蕎麦屋さん。
山県そばさんのある奥出雲町横田にはたくさんのお蕎麦屋さんがあり、いずれも美味しいのですが、ワタシは定休日でない限り「山県そばさんで割子そば5段」一択ですね。
お陰様でお店に入った時点でオーダーが完了してしまうとゆー(笑)
ちなみに週末や祝日のお昼時に行くと混雑しているコトが多いので要注意です。
可能であれば平日の空いてる時間帯に行くとのんびり蕎麦を食べれますよ^^
(水曜日は定休日です)
島根県出雲エリアは蕎麦が有名ですが、「出雲蕎麦」と「奥出雲蕎麦」は似て非なるモノです。
簡単に言うと出雲蕎麦は細くて長い、奥出雲蕎麦は太目で短い…ってカンジかな。
言うまでもないコトですが、いずれの蕎麦も非常に美味しいっす♪
尚、「蕎麦はノド越しを楽しむもの」的な考えをされる方がおられますが、奥出雲の蕎麦は良く噛んでその歯応えと蕎麦の風味を楽しむものです。
それに特化した太くて歯応えのある蕎麦…何度食べても飽きるコトが無いですね。
ワタシは出雲・奥出雲共に蕎麦を注文する時は「割子そば5段」と決めています。
割子そばにはネギ・海苔・鰹節・モミジおろし(お店によって多少差異アリ)が付け合わせとして出てきますが、最後の1段だけは一切薬味を入れず、蕎麦とつゆのみで食べてその風味を愉しんでいます。
いささか食通ぶった食べ方ではあるのですが、マジでオススメなので出雲蕎麦(奥出雲蕎麦)を食べる機会がありましたら是非お試しあれ…♪
蕎麦を食べた後は帰路につきながらワサビのありそうなエリアを巡ってみたんですがそう簡単に見つかるハズもなく…
このまま帰るのは忍びないのでいつもワサビを採ってるエリアに行くか…と思ってた矢先、過去に1株だけワサビを見つけたスポットの近くを通ってるコトに気付いたので寄り道。
その1株を見つけたスポットは山道の際なんですが、地元の車もほとんど通らない荒れ果てた道の際。
「既に流されてるな…」と思いつつ何気なく斜面の上に目を向けた時、ワサビの花が目に飛び込んできました!!
急いでレインスーツを着込み、長靴を履いてズルズル滑る急斜面をヨジ登ってみるとワサビの株があちこちに♪
これがワタシの目に飛び込んできたワサビの株。
この周辺に多数のワサビ株が点在しており、雨の降る人気の無い夕方の山の中で一人興奮度MAX状態になったのは言うまでもありませぬ(爆)
以前見つけた道沿いのワサビはこの斜面から流れ落ちたモノ。
その時は確か5月位で斜面は緑に覆われており、斜面の上にあるワサビの群生に気付けなかったんですわ。
その1株に出会ってなければ…
その1株のコトを思い出さなかったら…
この群生スポットを見つけるコトは出来なかったでしょう。
まさに「継続は力なり」ですわ^^
採るのは葉と花(つぼみ)、そしてその茎部分。
ハサミで1つ1つ丁寧にカットして収穫します。
また、株を枯らさぬよう1株から採る量は全体の1/10以下。
それでもまとまった群生地だったので十分な量を採るコトが出来ました♪
採ったワサビは保冷材の入ったクーラーの中に入れて鮮度を保ちます。
クーラーを持ってきてない時は容器(ワタシの場合は釣りで使うバッカン)に水を入れ、そこにカットした部分を浸けるようにして可能な限り涼しい場所で保管すると良いですね。
いずれにせよ採ったその日の内に処理(調理)するコト!!
バンダナ家でもその日の内に下処理を行い、葉ワサビ(花ワサビ)漬けに^^
下処理をするとあれだけ沢山採ったワサビもここまでしぼんでしまいます…が、一家族が食べるには十分な量です。
無くなったらまた採りに行けば良いし♪
ワタシがいつも行くワサビスポットはまだ手を付けてないし…イヒヒヒヒヒヒ…
ちなみにワタシがワサビの下処理および漬け処理をする際に参考にしているサイトは
「白ご飯ドットコム」
「葉ワサビ レシピ」とかでググると色々な情報が入手できますが、その中でも特に詳しい解説がなされているのが特徴。
また、下処理と漬け処理(醤油漬け)を別のページで解説されており、「お湯にサッとくぐらせて…」とかアバウトな情報ではなく、「80度のお湯に10秒…」と詳細まで説明されてるのが超ナイスです♪
このサイトの説明通りに処理・調理すれば失敗するコトはまず無いですね。
今回のワサビも白ご飯ドットコムさんのサイトを参考に処理&調理。
蓋を開けて匂いを嗅ぐと涙が出てくるくらいにツーンとする、そして実際に食べると鼻を突き抜けるツーンが愉しめる最強の葉(花)ワサビ漬けが完成しました!!
これからしばらくの間、山が忙しくなります。
山菜によっては数日違うだけで発生or生育状況が一変してしまうからであり、目が離せなくなるんです。
オマケに色々な山菜が次々と顔を出し始めますしね♪
まだ自身見採取の山菜とそれが生えるであろうエリアもピックアップしており、今期こそは…と意気込んでおります。
山菜採りしたいし、釣りにも行きたいし、身体がいくつあっても足りませんわ(笑)
また山菜ネタが集まったら当ブログの「バンダナの山菜採りシリーズ」でご報告させて頂きますのでどーぞお楽しみに♪
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