岩国の沖合で、ジグを投げる(釣行記)
タイトルは「世界の中心で、愛をさけぶ」と同じトーンでお読み下さいませ(笑)
毎年秋に開催される岩国沖でのサワラ(サゴシ)ゲーム。
ワタシもその食味の良さとゲームの楽しさにすっかりハマってしまい、毎年岩国沖へ出撃しています♫
2020年シーズンの釣行回数はこれまでに3回。
もっと近くに住んでればもっと行けそーなんだけど、広島県の県北に住むワタシにとっては月イチで行けるかどーかが関の山。
ゆえに釣行する時の気合いは「パねぇ」っす(笑)
このロッドは「フォキート・ライトキャスティング」というシリーズの海外販売仕様ボートキャスティングロッドであり、日本では未発売。
1回目は2020年9月13日
「ミリオンエコー出版社・ボートフィッシング11月号」の取材釣行にて自身の岩国沖ボートキャスティングゲーム2020シーズンは開幕しました。
取材当時はシーズンINしていない状況下ではありましたが、ボートフィッシング11月号の発売時期を見越しての取材であり、取材が成立すればベストタイミングで岩国サワラゲームとマグバイトの新製品「イワシジグマキスペ」の宣伝が出来るってワケっす♪
詳細は10月10日に発売されたボートフィッシング誌11月号をご覧…って既に1次号が発売されており、店頭では売ってませんのでざっくりと説明をば^^
いきなり本命のサワラは釣るわハマチ釣るわマダイ釣るわ…で取材を速攻で成立させてしまったとゆー(笑)
ワタクシはと言いますと、ひたすらキャストし続けてサゴシばかり…
オマケにフックアウトによるバラシも多いし…(滝汗)
取材成功率の高さが取り柄の一つだったワタシ、メチャクチャ焦りまくりんぐ。
「取材」ってゆーと良い響きに聞こえますが、実際は様々なプレッシャーとの戦いとなります。
「釣れるか釣れないか?」
ではなく、釣って当たり前の世界なんです。
さらにその取材に設定された「お題目」を全てクリアする必要があります。
今回のお題目は「サワラ」を「マグバイト・イワシジグマキスペ」で獲るコト。
取材には決して安価ではない経費がかかっており、さらにはサポートして下さってるメーカーさんの売り上げを左右します。
「釣れませんでした。ごめんなさい。」
で済むハナシじゃないんですね。
…まぁ実際の取材でホゲっても周りからオニのよーに責められるコトはありません…が、確実に「自分の株」は激下がりしてるワケでして(滝汗)
ワタシは若い頃(笑)、さしたるリサーチも無しに安易な気持ちで取材をお受けしてものの見事にホゲてしまったコトあります。
取材のお題目自体はその当時使ってたリグの説明が主体なので、ページ自体が落ちるコトは無かったのですが、今でも強い後悔の念を持ち続けています。
先方様は取材釣行でヒットさせた魚の写真で紙面をを飾り、目の前で見たリグの威力を文字にして紙面に載せたかったハズ。
その意図と期待を反故にしてしまった…
その時は荒天で「仕方ない」と言える状況ではあったのですが、自身の事前準備が完璧だったかと言えばそうではなく、まぁ何とかなるだろう的なノリでした。
あれから既に何年も経過していますが今でも苦い記憶として深く刻まれており、二度と同じ轍は踏まないと言う強い意識を持って以降の取材依頼をお受けしている次第でございます。
取材は魚の都合よりも先方様のスケジュールが優先される場合が多々あります。
今回の取材も岩国沖ボートキャスティングゲームシーズン始まる前に行なっており、状況は決して良いとは言えませぬ。
しかし、そんな状況でもこれまで培ってきた経験と「絶対に獲る‼︎」とゆー気合いと根性、周囲のサポート、そして「運」も総動員して確実にターゲットを獲らなければなりません。
事前のリサーチも大切ですね。
今回の取材では自身が事前リサーチするコトは出来ませんでしたが、遊漁船「DSKフィッシングガイドサービス」の船長である松木氏のフルサポートによって自身が直接リサーチするよりも「より濃く・より深い」事前情報を得るコトが出来ております♫
…ハナシを元に戻します^ ^
強い焦りを感じながらも現時点で自分に出来るコトはただひたすらキャストし続け、ただひたすらに高速リーリングし続けるコト。
その点においてはワタクシ、大得意だったりします♫
朝から夕方までフルキャスト&高速リトリーブし続けるコトが出来るんですわ。
これは過去に島根山陰エリアでやってた波止からのショアジギングで鍛えられてきましたんでその辺のアングラーさんに負けない自信アリ。
広い海域を単発or数匹レベルの群れで回遊しているであろうサワラにイワシジグを見つけてもらう為にも休みコトなくキャストを続けます…
それでもヒットするのはサゴシばかり…でさらにバラシ病も継続中(大汗)
その時に使ってたロッドは「ゼナック・スナイプS78XX」
非常に取り回しが良く、パワーもあるので岩国沖ボートキャスティングゲームで使用するメインロッドにしてたんだけど、若干ハリが強すぎるせいかバイトが浅い時にバラシが多発する傾向が…
そこでゼナックさんから拝領している「フォキートFC76-1ロングキャスト」にチェンジ。
このロッドは「フォキート・ライトキャスティング」というシリーズの海外販売仕様ボートキャスティングロッドであり、日本では未発売。
シリーズには3機種が存在しており、その中で一番ライトな「フォキートFC76-1」を使わせて頂いていますが個人的イメージは…ひと昔に流行ったボートシイラ専用ロッドってカンジ。
…さらに勝手&偏見まみれなイメージを追加すると、筋肉ムキムキの外人さんが「HAHAHAHAHA」って言いながらデカいシイラ相手にロッドブチ曲げつつもグイグイ寄せてくる…そんなイメージがピッタリくるロッドです(爆)
「スナイプS78XX」よりは全体的に柔らかいものの、質感は重厚そのもの。
全体的なパワーは間違いなくスナイプS78XXよりは強いですね。
バラシ多発の原因がロッドのハリの強さにあると考えたワタシ、フォキートFC76-1ロングキャストに全てを託してキャストを再開。
そしたら明らかにバラシ率が低下したとゆー♪
さらにリアグリップがスナイプS78XXと比較してかなり長めに設定されており、高速リーリング時の安定性が向上したのもワタシにとっては有利に働きましたね。
「もっと早くからフォキートFC76-1を使っとけば良かった」
そう思いながら残り時間全てをフォキートFC76-1に託してフルキャスト&高速リーリングを続けます。
陽が傾き始め、流石のワタシも「諦め」の文字が脳裏をよぎったその時にズドンっ‼︎
この日最大となる97cmのサワラをゲットして取材に華を添えるコト出来ました♫
いやー、この1匹はマジで嬉しかった…
マグバイトの新製品「イワシジグマキスぺ」とゼナックの「フォキートFC76-1ロングキャスト」のコンビは以後の岩国沖ボートキャスティングゲームにて欠かせないアイテムとなりました!!
そして2回目は10月24日
釣友のセトコージさん&上田さんと共にプライベート釣行で「DSKフィッシングガイドサービスさん」を利用させて頂きました。
この日は朝マズメのベストタイムで首尾よくサワラをキャッチするコトが出来、ココロに大きな余裕を持った状態でゲームを楽しませて頂きました♪
ただしジグは塗装を落とした無塗装バージョン。
船長の松木氏は以前から「鉛色のジグ」が強いと言われており、ワタシも完全に同意しております。
鉛色とはよーするに無塗装のジグってコト。
商品としてはあり得ない色ですが、何故かこればかりにヒットが集中する時がある…
2019シーズンはイワシジグのプロトモデルを使用。
製品版とは異なりボディ表面のウロコ模様もなく、シンプルな造形でしたが非常に良く釣れましたね♪
イワシジグ製品化に伴い「無塗装をカラーラインナップの一つに!!」とマグバイトには何度もお願いしましたが予想通り却下(涙)
そこで製品版イワシジグの塗装をリムーバー(塗装剥し液)を使って無塗装バージョンを自作。
これが中々に良いカンジ^^
横着してアイ(目玉)を保護せずにリムーバーに漬けてしまい、塗装と一緒に溶けてしまった(笑)ので別のルアー用アイを設置しとります。
既製品の6カラーも十分な実力を持ってはいるのですが、ワタシは鉛色LOVEなので個人的に7番目の追加カラーとしてルアーケースに忍ばせております。
そしてこの時のサワラゲームの序盤で威力を発揮してくれた…ってワケです♪
そして外道…と呼ぶには失礼な外道(笑)であるハマチもゲッツ‼︎
こっちは製品版イワシジグマキスペ40gのブルピンでゲット!!
ロッドは「ゼナック フォキートFC76-1ロングキャスト」
ロッドはこのフォキートとスナイプS78XXの2本を持ち込んでおりますがスナイプはフォキートにトラブルがあった際の予備ロッドと化しており、この日も3回目の岩国沖ボートキャスティングゲームでも使用するコトは一度もありませんでした。
このフォキート・ライトキャスティングシリーズは「日本での発売は無い」とゼナックは言っておりますが日本でも使える対象魚・シチュエーションは多々ありそう。
ただし、海外仕様をそのままリリースするのは少々味気ないので日本仕様にカスタムしてリリースすれば…と脳内妄想を膨らませながらキャストしてます♪
ワタシの隣でキャストされてる上田さんもイワシジグでサワラ&ハマチをゲッツ!!
ジグはいずれもイワシジグマキスペ30gのピンクシルバー
いつもはワタシより良く釣るセトコージさんは今回大苦戦。
本命からのバイトが遠のいてたり、リールにトラブルが発生したり…
しかしながらタダでは転ばないのがセトコージさんだったりします。
美味しそうなサイズのマダイをゲットしたり、なかなか釣れないマゴチまでヒットさせてしまうとゆー。流石やな♪
お昼を過ぎた頃から「製品版イワシジグマキスペでサワラ釣ってない」コトに気付いたワタシ。
マグバイト・キッシーから
「鉛色も良いですが製品版カラーでもサワラ釣って下さいね(ニッコリ)」
とLINEが来てたの思いだして少々焦ってきました(爆)
そこで無塗装バージョンを封印して製品版カラーをローテーション。
頑張って巻き巻きしましたとも^^
その甲斐あって終盤にナイスサイズのサワラゲッツ!!
ジグは「イワシジグマキスペ40g」のシルバーグローテール
お土産のサワラ&ハマチを複数匹ゲットして、製品版イワシジグでもサワラ&ハマチ釣ったんでミッションはコンプリート^^
竿頭の座は上田さんに奪われてしまいましたが、上田さんにもイワシジグマキスペの威力を十分に体感して頂けたのでヨシです^^
やっぱこの釣り、楽しいですわ…♪
終始高速リーリングなので確かに疲れるんですが、これがまた心地いい…(←マゾではない)
「高速巻きでなくとも釣れる」
そうしたご意見も散見するのですが、要は自分が信じれる釣り方を展開されればそれで良いかと思います。
ワタシが絶対の自信を持てる釣り方は
ワタシが絶対の自信を持てる釣り方は
「フルキャスト&超高速リーリングを朝から晩まで続ける」
に尽きます!!
そして3回目の岩国沖ボートキャスティングゲームへと続きます…
3回目の釣行は11月15日
今回も「DSKフィッシングガイドサービスさん」を利用させて頂きました♪
この日は前回に引き続きセトコージさんが一緒、そして島根県から渡邊君が参戦…っつか渡邊君に幹事をお願いしてプランニングして頂きました。
因みにこの3人、いつもはホームや遠征地でアコウ(キジハタ)などの根魚を狙ってるのですが、この時期は岩国沖でサワラを狙うメンバーでもあります^^
期待に胸を膨らませつつベタ凪の海上をひた走ります…
本命ターゲットはもちろん「サワラ」
他にもハマチやマダイ、個人的には「エソ様」もターゲットです♪
…ちょっとココで脱線します。
ルアーゲームではエソが良くヒットします。
特にショア・オフショアを問わず近海でのジギングでは定番の「外道」です。
エソは独特のトカゲっぽい風貌と小骨の多さから好んで持ち帰る方は少数かと。
ただしその身はクセのない上品な白身でかまぼこなど魚肉の練り物としては高級品になるそう。
…でも、家でやろうとすると結構手間がかかるんで結局は釣れてもリリースしちゃうんだよなー。
「今までは」
このエソに関してユーチューブで画期的なさばき方が公開されております!!
コレを活用したら食べる際の一番のネックである「小骨」の大半を除去して普通の魚っぽく食すコトが可能になるんですわ♪
実際にワタシもそれを実践、干物にして食してみたんですが中々の美味^^
以後、ワタシの中でエソは「エソ様」に大昇格しております(笑)
ツボにはまるとエソラッシュにハマってしまう時がありますが、そんな時は何匹か持ち帰って上記の動画を参照してエソ様解体に是非チャレンジしてみて下さい♪
キモは30cmまでの比較的小型のエソ様を使うコトですね。
それ以上のサイズに関しては中~大型の出刃包丁の厚い背の部分で細かくトントン(ドンドン)するとまあまあ上手くいきますよ♪
本線に戻ります^^
この日も序盤からバイト&ヒット!!
ハマチですけど♪
今回も「マグバイト・イワシジグマキスペ」の40gが火を噴きました!!
カラーはバンダナオリカラの無塗装バージョン。
やはり鉛色は効果アリです♪
次にサワラがヒットすればバッチグー…なんですが、この日はどうやってもサワラからのアタックが無い1日でした…
我々が出撃する前…早朝のマズメ時にはサワラ&サゴシからのシグナルがあったようですが、以後はサワラからの反応は皆無。
船長の松木氏曰く魚探にはサワラ&サゴシの反応が出てるよーなのですが、どうやらサワラの活性が低い様子。
「魚はいるけどルアーを追わない」とゆー状況に陥ってますわ。
しかしながら、
「潮の加減」
「光量の加減」
「ベイトの加減」
などの様々な要因でターゲットの活性は大きく変動します。
ついさっきまで全然反応が無かったのに突然活性が高くなる…
我々は「その時」が来るのを待ちながらキープキャスティングです。
そして突発的に高まる魚の活性…
渡邊君ハマチゲッツ!!
ヒットジグは「イワシジグマキスペ」40gのシルバーグローテール。
渡邊君は様々なジグを使っていましたが、イワシジグも積極的に使ってくれました♪
最終的にハマチを4本ゲットしてこの日の竿頭になってます^^
セトコージさんは…若干苦戦気味。
前回(10/24)も苦戦しており、もしかして岩国沖と相性が悪いのか?
それでも諦めるコトなく手を変え品を変え、キャストし続けるその姿はアングラーの鑑ってヤツですね^^
そして今回「も」マゴチを釣ってしまうとゆー。
流石タダでは転ばない男やな(笑)
しかしながらサワラからのシグナルが無いな…
数少ないチャンスをモノにしてヒットに持ち込むも…ハマチ。
いやいや、ハマチでも十分嬉しいですけどね♪
イワシジグマキスペ、何だかんだ良く釣れますわ♪
昨シーズンのテスト釣行ではハマチやヤズが良く釣れ、別名「ヤズジグ」「ハマチジグ」と仲間内で呼ばれていたイワシジグですが、この日もその能力をいかんなく発揮!!
またまた脱線です(笑)
イワシジグにはノーマルの「イワシジグ」とブレードチューンを施した「イワシジグマキスペ」の2種が存在します。
いずれも核となるジグ本体は同一であり、フックシステムが異なっているのが特徴です。
よってフックシステムを換装するだけでイワシジグにもイワシジグマキスペにもなります。
ルアーってヤツはシーズンや生産のタイミングによって入手が困難になる場合があります。
…実際、今秋はイワシジグマキスペが品薄状態になっていました。
その反面、イワシジグはいろいろなショップさんで見かけております。
その反面、イワシジグはいろいろなショップさんで見かけております。
そのような場合はイワシジグを入手してブレードチューンを施せばイワシジグマキスペとしてお使い頂けますのでどーぞヨロシクでございます♪
再び本線に戻ります。
サワラからの反応は皆無のまま夕刻を迎えました。
唯一、セトコージさんがサゴシを1本捕獲したのみでその後はハマチがポツリポツリといった状況。
んでもってセトコージさんもハマチをゲット!!
これでハマチは全員安打となっております♪
我々と一緒に乗船されていた天本氏も夕刻の時合でハマチゲッツ!!
ヒットジグは「イワシジグマキスペ」30gのブルピンです♪
因みに天本氏、クロスロックスナップのセット方法が間違ってますよー(汗)
その後もサワラからのシグナルを求めてキャスト&高速リトリーブを繰り返し、移動を繰り返し…
でしたが、渡邊君が4本目のハマチをゲットした時点でタイムリミットを迎えます。
ハマチは全員安打なので釣果としては良いカンジではあるのですが、本命のサワラに出会うコト叶わずのままでの帰港となり少々ガッカリ感が残ったのも事実。
何にせよセトコージさん、渡邊君、大変お疲れさまでした!!
そしてDSKフィッシングガイドサービス松木船長、本当にありがとうございました!!
今期の岩国沖ボートキャスティングゲームは恐らくですがこれで最後。
また来シーズン、沢山のサワラに出会えるコトを願って再訪したいと思います♪
【タックルデータ】
■ロッド:ゼナック フォキートライトキャスティング FC76-1ロングキャスト
■リール:ダイワ 19セルテートLT4000CXH
■ライン:よつあみ リアルスポーツGソウルアップグレードPE・X8 1.0号
■リーダー:デュエル ハードコア パワーリーダーCN 25lb
■ジグ:マグバイト イワシジグマキスペ 40g/30g
■アイウェア(ハイライト時):コンキーグラスカスタム工房 TAKAAKI ITOモデル
(レンズ:コンベックス ポラウイングSPX151 ディープグレイ88ハードマルチシルバーミラー)
(フレーム:オークリー クロスリンクゼロ)
■アイウェア(ローライト時):コンキーカスタムグラス工房 TAKAAKI ITOモデル
(レンズ:コンベックス ポラウイングSPX103CR シューターグリーン)
(フレーム:オークリー クロスリンクゼロ)