闇ヲ徘徊ス ーやみをはイカいすー 其ノ肆(釣行記)
2024年2月17日に山陰入りしておりました。
今回は…っつか今回「も」狙うのはテナシイカ(ヤリイカ)です^^
…先に結果から言っときます。
「砕け散りました」
まさかココまで釣れんとは…(大汗)
なので「無かったコト」にしようかなとも思ったんですが、最近のブログ投稿熱を冷まさない為にも、後日振り返って「こんなコトもあったよね~」と思い出す為にも書き残しておきます。
今シーズンの山陰テナシイカ(ヤリイカ)ゲームはいつも同じエリアに入釣していました。
テナシイカ(ヤリイカ)は産卵の為に接岸しており、接岸してくるエリアは毎年ほぼ同じです。
なので一度エリアを見つけてしまえば環境が激変しない限り同じ場所で毎年釣れるワケです。
しかしながら同じエリアばかり足を運び、同じ動き・流れでイカ釣りしてると「作業してます感」が出てしまうので今回は気分転換とエリアチェックを兼ねて別のエリアに足を運ぶコトにしました。
そのエリアですが、昨シーズン良い思いをしてるので不安は一切ナシ。
ただ、アップダウンのきつい山道をそこそこ歩く必要があります。
「夜の一人山道歩きはブチ怖いです…」
ヘッドライトが高性能化し、周囲を明るく照らせるとはいえ怖いモノは怖いっす。
「もし道の先から白い着物着た人が四つん這いでシャカシャカ這い寄ってきたら…」
…などと考えてしまうんです(爆)
今回は明るい内に地磯にエントリーして帰り道だけガクブルするプラン(笑)
ただし、爆釣したら暗い山道もルンルンになるので頑張らねば!!
17日午後3時に出発して午後5時前には地磯に至る山道の入り口に到着。
せっせと準備して明るい内に地磯にむけて歩き始めます。
普段、ワタシはフェルトスパイクシューズを履いて釣りしてますが、先にも述べた通りアップダウンのある山道を歩く+道中はぬかるんで滑りやすい斜面もあるのでこのエリアにエントリーする際はスパイクシューズを装備するようにしています。
スパイクソールのお陰で山道の走破性能が大幅UP!!
つづら折りになってる急斜面も難なくクリアして地磯に到着です。
ん?思ってたよりウネリがありますな。
ウネリの影響を受けない場所に陣を構え、タックルを準備。
太陽が水平線に隠れたのを見計らって先ずは電気ウキ+餌巻きスッテで様子見です。
そして周囲が暗くなり始めるタイミングでエサ巻きエギによるエギングを展開。
潮の流れはあまりなく、電気ウキは風で動く程度。
その電気ウキを見つつ、エサ巻きエギを広範囲にキャストします。
その数投後のシャクリで「ズンっ!!」と重量感アリ。
「これはオスのテナシイカ(ヤリイカ)かな?」と思いつつ上げてみると…
アオリイカでした^^
テナシイカ(ヤリイカ)釣ってると時々アオリが釣れるコトがありますが、今シーズンは初めて。
嬉しい外道の登場にテンションも上がり、次なる「ズンっ!!」を求めてキャストを繰り返します。
「…何も無いんですが…」
あまりの無反応ぶりに目がテン。
ウキのタナを変えたり、エギのカラーを変えたり、キャストする方向を変えたり、エサを巻き替えたり…などなど色々な策を講じてみるもマジで釣れんす。
「入釣のタイミングを間違えたな…」
そう確信するまでにそう時間はかかりませんでした。
「テナシイカ(ヤリイカ)の群れが入ってきていない」
そう判断して少し離れた地磯に移動してみるコトに。
一旦道具を片してドライポーター(ゼナックの防水リュック)に詰め込み、急斜面を下って次の地磯にIN。
そこはワンドになっていてウネリの影響はほぼ皆無。
また、ウィードエリアが点在しているので産卵を意識したイカにとってはオイシイ場所とも言えます^^
気を取り直してゲーム再開です。
「…………」
「釣れんやんけ(大汗)」
ココも全くの無反応。
こりゃ大きくエリアチェンジしないとダメなパターンですわ。
それでも小一時間ほど頑張ってみました。
そして「次の一投でダメなら移動!!」と思った直後のシャクリに「ヌンっ!!」
引きの感触からメスのテナシイカ(ヤリイカ)を連想しつつ、それでも久しぶりの感触にテンションUPしながら上げてみたら…
ケンサキイカ、それも小さいっす(爆)
このケンサキ捕獲を最後に地磯を後にし、暗黒山道を歩いて車まで戻ります。
釣れてたら帰り道もルンルンなのですが、ホゲに近い状況で気落ちしてる状況での暗黒山道…
これで前から白い着物着た四つん這いの人がシャカシャカ這い寄ってきたら、
「くぁwせdrftgyふじこlp」
…ってなるトコロですが、そうした恐怖体験をするコト無く車までたどり着いてます♪
時間は午後11時前。
普段ならまだ釣りをしてる時間帯です。
ただ、この日は土曜の夜であり、翌週からは荒天の予報が出てたので恐らくどのエリアも釣り人が多いハズ。
とりあえず各釣り場をチェックしつつ、空いてたら釣りしようと思いつつ車を走らせますが、どのエリアも釣り人の姿アリ。
いつも行ってる地磯の近くも複数の車と電気ウキの光が見え、その時点で納竿するコトにしました。
いやはや、今回は完敗ですわ。
砕け散った原因は「単に群れが入ってなかった」ってコトに尽きますが、過去に実績のあるエリアに入ったにも関わらずナゼ群れが入っていなかったのかについてですが、現時点では単純に時間(タイミング)の問題だと考えています。
今季は若干イカの動きが遅いような気がしており、まだ群れが入る時ではなかったのだと思っています。
…それを検証するにはもう一度あの地磯に行ってみる必要があるんだけど、勇気がいりますわー(爆)
最近(2024/2/21頃)の山陰は荒れた日が続いていますが、海況が良くなったらリベンジしに再び暗黒山道を走破したいと思います^^
【タックルデータ】
■ロッド:ゼナック アソートエスペルト86アキュラ
■リール:ダイワ 13セルテート2506H
■PEライン:ゴーセン PEワイルドジャークエギ0.5号
■リーダー:ダイワ エメラルダスリーダー2.25号
■エギ:墨族 墨族ONBU3.5号スローフォール
■エサ:鳥のササミ(塩漬け脱水加工)
■アイウェア:コンキーグラス工房 ナイトレンズ(プロトモデル)